2026年6月14日

「歯ぐきから血が出るけれど痛くないから大丈夫」
そう思って歯科受診を後回しにしていませんか?
歯周病は日本人の成人の多くが抱える病気ですが、自覚症状が少ないため気づかないうちに進行してしまうことがあります。
近年では、歯周病はお口の中だけの病気ではなく、全身の健康との関連が注目されています。
東北大学の研究で分かったこと
東北大学の研究グループは、歯周病と診断された後に治療を受けた人と受けなかった人を比較し、その後の医療費について調査しました。
その結果、歯周病治療を受けなかった人は、治療を受けた人と比べて、その後2年間の医科医療費が約1.6倍高かったことが報告されました。
この研究は、「歯周病治療が全身の健康管理にも関係している可能性」を示した興味深い結果として注目されています。
ポイント
歯周病を治療しなかった人では、その後の医科医療費が約1.6倍高いという結果が報告されました。
歯周病は歯ぐきだけの病気ではありません
歯周病は歯周病菌によって引き起こされる慢性的な炎症です。
炎症が長期間続くことで、お口の中だけでなく全身の健康にも影響を与える可能性があると考えられています。
これまでの研究では、歯周病と以下のような疾患との関連が報告されています。
・糖尿病
・心疾患
・脳血管疾患
・慢性腎臓病
・誤嚥性肺炎
ただし、歯周病が直接これらの病気を引き起こすことが証明されているわけではありません。
現在は「歯周病と全身疾患には関連があることが分かっている」と理解するのが適切です。
こんな症状はありませんか?
・歯みがきをすると血が出る
・歯ぐきが腫れている
・口臭が気になる
・歯が長くなった気がする
・歯がグラグラする
歯周病は初期には痛みがほとんどありません。
症状が出たときには進行していることも少なくないため、定期的な検診が大切です。
歯周病治療は健康への投資
歯周病治療の目的は、歯を長く残すことだけではありません。
お口の健康を維持することは、全身の健康管理にもつながる可能性があります。
毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることで、歯周病の早期発見・早期治療につなげましょう。
歯科医師からのメッセージ
歯周病は自覚症状が少ない病気です。
痛みがないから大丈夫ではなく、症状がない今こそ定期検診を受けることが大切です。
豊中市・千里中央駅・桃山台駅で歯周病治療なら新千里なかの歯科へ
当院では歯周病検査、クリーニング、歯周病治療、定期メンテナンスを行っています。
歯ぐきの出血や腫れが気になる方はもちろん、症状がない方もお気軽にご相談ください。
新千里なかの歯科
〒560-0084
大阪府豊中市新千里南町2丁目5-4
参考文献
Kinugawa A, Takeuchi K, Tamada Y, et al. Impact of leaving periodontal disease untreated on healthcare expenditures: A retrospective cohort study. Journal of Periodontology. 2026. DOI:10.1002/JPER.70136
