2026年6月28日

「はちみつは天然だから虫歯にならない」
そんな話を聞いたことはありませんか?
健康に良いイメージがあるはちみつですが、実は**「はちみつは虫歯にならない」というのは間違い**です。
今回は、はちみつと虫歯の本当の関係について、歯科医師が分かりやすく解説します。
はちみつも虫歯の原因になります
はちみつには、主に**ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)**が含まれています。
虫歯菌はこれらの糖をエサにして酸を作り、その酸によって歯の表面(エナメル質)が溶かされることで虫歯が発生します。
つまり、
「天然だから虫歯にならない」ということはありません。
砂糖でも、はちみつでも、糖分である以上、虫歯のリスクはあります。
はちみつの抗菌作用があっても虫歯にならないわけではありません
はちみつには抗菌作用があることが知られています。
しかし、その抗菌作用だけで虫歯を防げるわけではありません。
実際のお口の中には多くの細菌が存在しており、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着していると、虫歯菌は糖分を利用して酸を作り続けます。
そのため、
「はちみつには抗菌作用があるから虫歯にならない」
という考え方は正しくありません。
虫歯を防ぐポイントは「食べ方」
虫歯は「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」が重要です。
特に意識したいポイントは次の3つです。
1. ダラダラ食べをしない
糖分がお口の中に長時間あると、虫歯菌が酸を作り続けます。
食べる時間を決めて、間食の回数を減らすことが虫歯予防につながります。
2. 食べた後は歯みがきをする
はちみつを食べた後も、糖分は歯の表面に残ります。
食後はできるだけ歯みがきを行い、難しい場合は水やお茶を飲むだけでも糖分を洗い流す効果が期待できます。
3. 寝る前は甘いものを控える
睡眠中は唾液の分泌量が減少します。
唾液には酸を中和し、歯を守る働きがあるため、寝る前に甘いものを食べると虫歯のリスクが高くなります。
どうしても小腹が空いた場合は、水を飲んだり、キシリトール100%ガムを利用したりするのもおすすめです。
1歳未満の赤ちゃんには、はちみつは絶対に与えないでください
はちみつには、ボツリヌス菌の芽胞が含まれていることがあります。
大人では問題ありませんが、腸内環境が未熟な1歳未満の赤ちゃんでは、乳児ボツリヌス症を発症する危険があります。
そのため、1歳未満のお子さまには、はちみつを絶対に与えないようにしましょう。
まとめ
「はちみつは虫歯にならない」という情報は誤りです。
はちみつも糖分を含むため、虫歯の原因になります。
しかし、
・ダラダラ食べをしない
・食べた後は歯みがきをする
・寝る前は甘いものを控える
これらを意識することで、虫歯のリスクを減らすことができます。
新千里なかの歯科では、お子さまから大人まで、一人ひとりに合わせた虫歯予防や食生活のアドバイスを行っています。
「子どものおやつは何を選べばいい?」
「甘いものはどれくらいなら大丈夫?」
そんな疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。
